元プランナー直伝!30歳以上の「大人婚」をかっこよくキメる24のポイント
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「大人婚」=「自己チュー婚」!?大人婚って一体なに?
こんにちは、元ウエディングディレクター&プランナーのランです。
最近話題になっている「大人婚」。
この「大人婚」とは、
・基本的には30歳を超えたくらいのカップルの結婚式
・若いカップルと比べて落ち着いたテイストの結婚式
を指します。
つまり20代でのものではなく、30歳以上であってもきちんと「大人婚」のテイストを入れなければ定義として外れるわけですね。
しかしこの「大人婚」は一歩間違えると「自己チュー婚」にも!
これではゲストが満足できないばかりか、親族からも非難ゴーゴーで、大失敗の結婚式に。
今回はちょっと難易度の高い「大人婚」を成功させる24のポイントをご紹介しますね♪
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招待状を送る際のポイント
「大人婚」の成功は招待状からすでに始まっています。
まずは以下のポイントを1からチェック!
ポイント1:ペーパーアイテムは業者に頼む
ペーパーアイテムは手作りよりも、印刷会社にお願いしたほうが高品質。
「大人婚」を成功させるポイントで大切なのは「上質」。
例えば若いカップルの結婚式で手作りの招待状や手作りの席次表が配られても、「あぁ、可愛いな」と思いますよね。
しかし、もう十分大人のカップルの結婚式で手作りのペーパーアイテムが配られると、「お金がないのかな?」「節約したのかな?」と感じるのでは。
ペーパーアイテムは手作りする人が増えていますが、ここで大切なのは「結婚式はペーパーアイテムを含め総合的に雰囲気を作っていかなければならない」ということ。
せっかく大人っぽいレストランやホテルで上質な「大人婚」をしていても、席次表や席札が手作りでは場違いですし、会場の雰囲気を壊してしまいますよ!
ポイント2:住所や名前の漢字間違いは絶対ゼロ!
全てのゲスト・親族の漢字・肩書き間違いがないよう徹底を。
若いカップルであれば「漢字間違えてるよー」「しょうがないなー」で済んでも、年齢をそれなりに重ねた二人の結婚式ではそうはいきません。
「大人婚」では「きちんと感」も大変重要なポイントですからね。
ポイント3:招待状を送る前には必ずメールで一報を!
招待状を送る前に必ず全ての招待客へメールや電話で、招く意思を伝えて。
「大人婚」を成功させる為に「礼儀正しさ」も非常に大きなポイント。
この時すぐに返事を催促してはいけませんよ!
あくまでこちらの招く意思を伝えるにとどめましょうね。
ポイント4:招待状は「大安」に郵便局から出すこと!
招待状を送る日は大安にし、郵便局に出向いてその場でスタンプを押して。
最近では大安を気にしない人も増えてきましたが、高年齢の方はまだまだ気にする人のほうが多いんですね。
新郎新婦が「大人婚」であるなら、その両親や親族も高年齢であることが多いです。
ここは無難に大安に郵便局から送りましょう。
ポスト投函では回収時間によっては翌日のスタンプになってしまったり、切手代が足りずに全て返ってくる恐れもあるので、必ず郵便局へ足を運んで!
会場や婚礼スタイルを決めるポイントはコレ!
「大人婚」を成功させたい場合は、式場選びも重要なポイントです。
ここでは大人婚を成功させる為に式場選びのポイントをご紹介しましょう。
ポイント5:式場は高級ホテルまたは一流レストランを選べ!
「大人婚」の成功には、「立地」「高級感」を2本柱として式場選びを。
30歳以上のカップルの親族となると、高年齢の割合が高くなります。
高齢の親族に無理をさせて郊外へ来させたり、駅から遠く離れているような会場を選んで立地面で不安を煽るのは大変迷惑なこと。
また高年齢でも来られるとなると、駅から近く、迷ってもタクシーですぐ来られるのが条件ですから、ランドマーク的な高級ホテルが候補に上がりますね。
さらに「大人婚」では、会場自体が持つ高級感も大事な要素。
「○○会館」や「地方ホテル」などでは、ネーム自体が持つ高級感ゼロですから、ここから周囲もうらやむ「大人婚」にすることはまず不可能。
こうして絞っていくと、立地のいい場所にはランクの高いホテルがありますし、高級感の面で一流レストランなどに絞られてくるわけですね!
ポイント6:海外・リゾート挙式の場合は会費制パーティ形式が◎
海外やリゾート地で結婚式は、帰国後のパーティを会費制&ご祝儀不要を早い時点で伝えて。
海外やリゾート地で挙げるカップルの場合、帰国後に披露宴パーティをすることもありますね。
自分が当事者の立場で考えれば「それいいな~」と思った人もいるでしょう。
でも招かれるゲストの立場からすると、「ご祝儀いくら包めばいいの?」「いつ渡せばいいの?」などと不安になるのでは!?
それでもご祝儀をくれたゲストには後日半分お返ししましょうね。
ゲストを不安にさせる、自分たちだけが楽しいリゾート結婚式で何も気遣わないのは「大人婚」ではなく「はた迷惑婚」ですよ!
挙式・披露宴の内容のポイント
「大人婚」では「上質であること」が重要なポイントです。
そのポイントを押さえつつ、演出や料理などには気を配って決めていきましょう。
ポイント7:美味しい料理でなければ出す意味ナッシング!
料理を選ぶ歳にも、始めの見積もりより「ランクを1つ上げる」と良い。
上質な大人婚では、歓談を楽しめてこそ。
ゲストは歓談中に「お料理」と共に「新郎新婦との会話」を楽しみますが、料理が本当に美味しいものでなければ、「お料理」を楽しめませんよね!?
なので結婚式に振る舞われるお料理はゲストの大半が非日常を味わいつつ、楽しめる一流のものでなければならないのです。
美味しいと感じる基準は人それぞれですが、周囲から定評のあるホテルや、一流レストランを会場に選んでおけば、ゲストの大半が料理を楽しめるはず!
ポイント8:ケチらないでワンランク上の引き出物を!
「大人婚」では上質・高級感・ブランドを意識した引き出物のチョイスを。
結婚式で上質かどうかの判断基準はドレス・料理・そして引き出物です。
ブランドネームにも拘り、あくまで上質感にこだわったチョイスをしましょう!
中でも引き出物はゲストが帰宅後にじっくりご覧になりますよね。
その時に安物・ボリュームだけと感じられたら、せっかくの「大人婚」の締めくくりが台無しに。
値段を高くするだけでなく、大切なのは上質なブランドネームを上手く利用すること。
例えばですが、同じ値段で「紅白うどんセット」と「カツラユミ・カトラリーセット」があった場合、後者のほうが高級感を感じますもんね!
ポイント9:装花は派手にならない縦ラインが美しい!
会場の装花は上質なものを少量でOK。
例えば、場合によっては一輪挿しでも対応可能ですよ。
その分、料理や引き出物にお金をかけていますからね。
少量と言っても丸みを帯びた低いフォルムは単に可愛い印象になりますから、できれば縦ラインにし、派手すぎないよう飾りましょうね!
ポイント10:披露宴は演出ではなく「立ち話」をメインに!
「大人婚」の最大の演出は「新郎新婦との会話」。
結婚式だからといって、演出を詰め込むと、その分ゲストは席に座りっぱなしになり、新郎新婦との思い出を作れません。
通常であれば新郎新婦入場の後、乾杯や主賓挨拶、すぐにケーキ入刀、友人挨拶、余興・・・と続く中、間に大きな歓談タイムを入れるのがコツ!
この時、ちょこちょこ入れてしまうと間延びしてしまうので注意しましょう。
2着目ドレスで再入場後も、余興を入れずに各テーブルを新郎新婦が回ってお話しできる歓談タイムにしてもGOOD!
ポイント11:未婚女性や男性を集める演出は絶対NG
ブーケトスやプルズなどの定番演出は、30歳を超えて行う「大人婚」ではNG。
たしかに未婚女性や男性を集める演出は、若いカップルの若い友人たちが集まる場合、「幸せのおすそわけ」になります。
でも、そろそろ相手の身になって考えてみましょう・・・。
30歳を超えて未婚の男女を集める演出は、幸せのおすそわけではなく「単なるみせしめ」ですよね?
大人婚で「幸せのおすそわけ」をしたいのであれば、未婚であるなしに関わらず参加できる演出で行いましょう。
ポイント12:アイテムは友人手作りに頼らず業者依頼で効率よく!
「大人婚」で失敗する大きな原因の1つが友人の手作り物。
ウエルカムボードなどは、すでにあるキットなどを渡すなどして、雰囲気を統一していきましょう。
例えば「シックな大人婚」をしようと思っていたのに、ウエルカムボードを作った友人がキティちゃん好きだったらどうでしょう?
もしもウエルカムボードがキティちゃん仕様だったら、会場にふさわしくないですよね?
そこだけPOPな感じになりますし、受付の雰囲気が台無しにも。
でも友人手作りだと、使用しないわけにはいきませんし・・・。
また、友人手作りのムービーも、感動よりも「新郎いじり」や「新婦いじり」が先に出てしまいます。
これも、式の雰囲気を台無しになる原因の一つです。
上質がテーマの大人婚では、なるべくアクセントになるものは業者に頼むようにしましょう!
どうしても友人手作りをお願いする時は結婚式の雰囲気なども明確に伝えておくことです。
ポイント13:結婚式のテーマにそぐわないものは切り捨て!
一度決めた「大人婚のテーマ」にそぐわないものは切り捨てて。
例えば、洋風の一流レストランで行う「大人婚」を行う際、父親の好きな演歌、妹の好きなヘビメタ、母の好きなJ-POPなどの曲を、披露宴で流したら明らかに変です。
「大人婚」には雑多ではなく、シンプルなテーマが必要。
一度決めたらそのテーマを突き通し、途中で「あれも好き」「これも好き」とテーマから外れるようなものを取りこまないようにしましょうね。
ポイント14:披露宴で使用する音楽には洋楽のチョイスがオススメ
披露宴のバックサウンドには、招待客が会話のしやすい洋楽のチョイスを。
「大人婚」では演出よりも新郎新婦との会話がメインになります。
会場で流れる音楽が邦楽だと、歌の内容が耳に入りやすく、会話がしにくくなります。
洋楽で落ち着いた雰囲気のものを選べば、歌の内容に注意して選ばなくてもいいですし、何より落ち着いた大人の雰囲気を演出できやすいのですね。
ポイント15:お車代やお礼は奇数で多めに用意!
ゲストが後で確認するお車代やお礼は、大目に金額で手配を。
「大人婚」では演出や会場の飾りつけではなく、ゲストに喜んでもらうものに多くお金をかけるのが基本。
お車代や受付をしてくれた友人へのお礼などは奇数で大目に入れておきましょうね。
お車代やお礼は相手を気遣う気持ちを表したもの。
ですから、「便利な場所の結婚式だからお車代いらないよね」などと思って、お車代を付けないのは自分勝手なのです。
卓に少しでもお車代やお礼が置いてあると、「新郎新婦が気遣ってくれた」という気持ちが伝わります。
これが後々の付き合いにもつながりますから、ここでケチってはいけませんよ!
ポイント16:演出は「大掛かり」より「一流で小さい」を!
どうしても演出をしたい人は「大がかり」「派手」な演出ではなく、「一流だけど小さい」を心がけて。
例えば、結婚式の定番にキャンドルサービスがありますよね?
メインキャンドルやキャンドルリレーなどの費用まで入れると、総額で10万円を超える一大演出に。
でも、これはただのムダ!
同じ10万円をかけるのであれば、各テーブルを回る際に一流を一人一人のゲストに配るのが大人流です。
例えば「ブルガリのチョコ1粒」ずつゲストに配って回っても、1粒1,000円のチョコが10万円で100個買えたりします。
ゲストはこの演出で普段は食べられないようなものを受け取って嬉しく思いますし、その演出に「一流」を感じることでしょう!
ポイント17:写真は業者に頼んでしっかり残して!
写真代はケチらず、業者に品質が良い上位ランクのものを依頼して。
結婚式を終えて、手元に形として残るのは実は「写真だけ」です。
「大人婚」をする30歳以上のカップルの場合は、仕事でそれなりの地位についている友人も多く、仲が良くても欠席せざるを得ないケースも多いでしょう。
後日友人たちに見せられるのは写真しかありません。
結婚式の写真は普段では考えられないほど高額ですが、ランクの高いものを選んでおき、一生結婚式を自慢できるものに仕上げましょう!
ポイント18:大人婚にそぐわない下品な余興は断って!
下品な友人や余興の中身が心配な友人には余興を断って。
せっかくここまでの手順を踏んで誰もが羨む「大人婚」を完成させても、友人が余興で裸になったらすべて水の泡です・・・。
またカラオケで親族が歌い始めて収拾がつかず、曲のチョイスも演歌やJ-POP・・・歌っている人は楽しいでしょうが、これでは雰囲気が崩れてしまいます。
余興をしたい人やカラオケで歌いたい人は、「新婦が控えたいと言っている」などと言って断りましょう。
友人が余興をする場合で新郎新婦に内緒だから心配という場合は、式場プランナーと友人が密に余興を打ち合わせし、雰囲気を壊されないよう前もって依頼を。
新郎新婦の美容や立ち振る舞いに関するポイント
「大人婚」では引き出物や料理にお金をかける分、会場の装花や派手な演出はシンプルにします。
つまり、歓談タイムが多めの新郎新婦とゲストとの会話を楽しむ結婚式になるわけです。
その事を踏まえ、完璧な大人婚にする為のポイントをご紹介しましょう。
ポイント19:ドレスは丸ラインではなく縦ライン
ドレスはマーメイドやスレンダータイプの縦ラインを。
プリンセスラインのようなOラインはゴージャスですが、それぞれの卓を回るのには適しません。
ゲストの卓を回りながらかっこよく立ち話をするのが「大人婚」の最大の演出・
その時に不恰好にならない縦ラインの動きやすいドレスを選びましょう!
ポイント20:ドレスは有名デザイナーのものを厳選1~2着!
ドレスの着数は「大人婚」ではあくまで「上質なものを少量」が基本。
何度も着替えていてはほとんど花嫁のいない披露宴になってしまい、ゲストに不満を感じさせます。
ですから、桂由美ブランドや神田うのなど有名デザイナー(タレントやモデルではありませんよ)の手がけるドレスを1~2着選ぶのが◎!
安いドレスを何着も着るよりもよっぽど華がありますし、大人っぽい上質な結婚式ができますよ!
また、安いドレスをオーダーで作るのは正直オススメしません。
安いものはそれなりに仕上がりですし、例えば10万円のドレスを買うよりも、100万円のドレスを借りたほうが、「大人婚」にふさわしい高級感ある花嫁姿を演出できますよ。
ポイント21:新郎は新婦のエスコートの仕方を完璧にマスターして!
新郎は新婦のエスコートの仕方を、何よりも完璧にして。
「大人婚」では普段はしないようなキザな仕草も様になります。
例えば階段を上る際に、花嫁に手を差し伸べ、エスコートすると良いですよね!
各テーブルを回る際も、新郎が新婦をゆっくり丁寧にエスコートしていれば、立派な演出になりますよ。
ポイント22:着付けでは髪を盛りすぎず上品にまとめて!
着付けでは清潔感があり、新婦の知的な一面を垣間見せる髪型やメイクを。
「大人婚」で髪を盛りすぎては下品ですし、親族から非難をあびてしまいます。
できればリハーサルメイクで根気強く美容師さんと打ち合わせをし、派手すぎないけれど非日常的なメイクや髪形をお願いしておきましょうね!
ポイント23:どこか1箇所に重点を置いたアイテムを!
気に入ったアクセサリーがあればそこに重点を置き、付け爪やネックレスは控えめで大人らしく。
新婦のおしゃれアイテムですが、ティアラや付け爪、ネックレスなどいろんなものがありますよね?
中でも「コレ」というものに重点を置いて、じゃらじゃらつけすぎないようにしましょう。
若い新婦の場合はそのセンスの悪さも笑いで済まされますが、30歳を過ぎればセンスの悪さは致命的。
ネックレスもゴージャスで付け爪もじゃらじゃらしていて、おまけにティアラも・・・となると、とてもセンスが良いとは言えませんからね
終始心がけるべきポイント
大人婚を成功させる為に、終始気遣いトラブルがないようにしておくべきポイントを押さえましょう。
ポイント24:高齢親族への気遣いは念入りに
親族への気遣いに、大人の配慮をプラスするように常に心がけて。
30歳を超える新郎新婦の両親やその祖父母となると、高年齢が予想されます。
若い夫婦の場合は勝手がわからないからと、両親に対応をまかせっきりにできても、「大人婚」を成功させたい30歳以上のカップルではそうはいきません。
特に足の弱い祖父母や伯父伯母などに対しては、式を挙げるホテルで宿泊を予約してあげたり、なるべくバリアフリーの会場を選ぶなど、終始配慮を忘れないようにしましょう。
まとめ
単に30歳を超えて結婚式をする場合=大人婚ではありません。
新郎新婦がポイントを押さえて実行していくことで、初めて「大人婚」になるのです。
勘違いしたまま結婚式の準備をしてしまうと、残念ながら成功しません。
周囲もうらやみ、褒められる「大人婚」を成功させる為にも、上記の24の方法をしっかり実践しましょう。
招待客からも、そしてみなさん自身も、一生良かったと思えるはずですよ!
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ライター紹介

元ウエディングプランナー、現在は『一姫二太郎』の子育てに奮闘中のママです。 趣味はお散歩と映画鑑賞。 ネットでのお買い物にも最近はまり中です。クリックのしすぎ(買いすぎ)に気をつけねば!