知らないと怖い!意外とかかる葬儀費用とお布施の相場&知っておきたい基礎知識
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こんにちは、最近自分の一般常識に疑問を持ち始めているライターの「よし」です。
自分が歳をとるということは、親もその分年齢を重ねているということなんですよね。
大切な家族とさよならするときについてはまだまだ考えたくないものの、いずれは避けて通れない道・・・。
そこで今回は私も、そしてみなさんも気になる「葬儀費用」についてまとめてみました。
業者に任せっぱなしになりがちなお葬式の費用、本当に提示された金額は妥当なのでしょうか?
その上、仏式の場合は一般的に別途お坊さんへのお布施も必要になりますしね。
だからこそ、今のうちに葬儀費用について詳しく知っておくことが大事。
家族が亡くなって大変な時は悲しみのあまり、お葬式の費用のことまで頭が回らないもの。
また支払いに分割払いやカード払いはできるのかの、気になる点も解説します!
ということで、早速葬式費用についての最低限の常識を今から解説していきますね。
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1.平均相場はいくら?葬儀の種類・費用・内訳を学ぶ!
では早速お葬式の種類と費用の相場、内訳を見ていきましょう。
お葬式と一言で言っても、様々なスタイルに別れており、その平均相場も上下しています。
1.葬儀費用の種類と平均相場
一般的なお葬式の形式は主に6つに分けられています。
同じタイプのお葬式でも、受け入れる人数や執り行う内容によって金額に開きが出てきます。
(一般葬)
- 遺族や知己など親交のあった人々で故人を弔う方法
- 平均相場:70万円から200万円
(家族葬)
- 遺族や親戚、近親者で故人を弔う方法
- 平均相場:60〜100万円
(密葬)
- 遺族や親族、故人をよく知る近しい人々で故人を弔う方法
- 平均相場1:企業主催の社葬の前に行う場合は、遺族負担は限定的
- 平均相場2:本葬をせずに密葬だけの場合は、家族葬とほぼ同額
(一日葬)
- 遺族や身内のみで故人を弔う方法(通夜をせずに1日で火葬まで済ませる)
- 平均相場:50万円から100万円
(直葬)
- 通夜・葬儀・告別式を行わず、火葬・拾骨して終える方法
- 平均相場:12万円から30万円
(社葬)
- 個人が属していた企業が喪主となり取り仕切る葬儀(会社の経費で行う)
- 平均相場:3,280万円(1,000人規模の場合)
※参考資料
・儀支援ネット:www.sougisupport.net/
・社葬.com:www.syasoh.com/
葬儀費用の内訳はどうなってるのか?
葬儀費用平均相場を見てきましたが、その内訳内容はどうなっているのでしょうか?
葬儀会社が提示する費用には下記のものが含まれています。
(葬儀一式費用:通夜・告別式)
- 全国平均:126.6万円
(飲食接待費用)
- 全国平均:45.4万円
(香典返し費用)
- 頂いた香典の3分の1から半額の品
※参考資料
葬儀支援ネット:www.sougisupport.net/
実際は、地域や取り仕切る葬儀社によって異なりますが、これだけの費用になってしまうんですね。
なので、「葬儀」という形で一番安価な1日葬でも約50万円は必要になってきます。
葬儀業界でも、少しずつ価格競争は始まっていますが、まだまだ高額なのが現状ですね。
2.葬儀費用とは別物!?気になるお布施の相場と内訳を学ぼう!
では「葬儀費用の相場を学んだところで、次は仏事費用を説明していきます。
みなさんお気付きでしたか?
実は、葬儀会社が提示する費用には、仏事費用が基本的に含まれていないんです!
仏事費用の相場と内訳は?
お葬式は葬儀会社に支払う費用とは別に、僧侶へのお布施も準備しなくてはなりません。
そのお布施とはどういうものが含まれているのでしょうか。
読経代
通夜から初七日・49日・それ以降の法事に僧侶が音読する経文で、この読経代が必要になることもあります。
- 通夜から初七日:20万円から25万円
- 49日:5万円から10万円
戒名代
故人が仏弟子として浄土で往生するために授けられる名前のことですね。
(曹洞宗)
- 信士・信女:30万円から50万円
- 居士・大姉:50万円から70万円
- 院信士・院信女:100万円から
- 院居士・院大姉:100万円から
(真言宗)
- 信士・信女:30〜50万円
- 居士・大姉:50〜70万円
- 院信士・院信女:80万円から
- 院居士・院大姉100万円から
(天台宗)
- 信士・信女:30万円から50万円 居士・大姉:50万円から70万円
- 院信士・院信女:80万円から
- 院居士・院大姉100万円から
(浄土宗)
- 信士・信女:30万円から40万円
- 居士・大姉:50万円から60万円
- 院信士・院信女:70万円から
- 院居士・院大姉:該当なし
(臨済宗)
- 信士・信女:30万円から50万円
- 居士・大姉:50万円から80万円
- 院信士・院信女:該当なし
- 院居士・院大姉:100万円から
(日蓮宗)
- 信士・信女:30万円から
- 居士・大姉:該当なし
- 院信士・院信女:50万円〜
- 院居士・院大姉:100万円〜
(浄土真宗)
- 釋◯◯:10万円から30万円
- ◯院釋◯:50万円から
※参考資料
・葬儀支援ネット:www.sougisupport.net/
・葬儀案内人:www.sougisya-erabi.com/
読経や戒名費用は宗派によって変わってくるんですね。
戒名は自分達でランクを決められるものではなく、故人の地位やそのお寺への貢献度によって決まります。
また、仏式費用の平均相場は下記のようになっています。
- 全国平均:51.4万円
地域差や宗派もありますが、仏式費用だけで約50万円も必要になってきます。
お布施のことを知らないでいると、支払い時には大変なことになってしまいますね・・・。
仏式だけじゃない!神式でも供養するスタイルがある
供養は故人がきちんと成仏するようにと僧侶へお願いする仏式が一般的ですが、実は神式もあります。
神式の葬儀について少し見ていきましょう。
神式の葬儀:神葬祭について
仏式とは基本的な葬儀の意義が異なり、戒名がない分葬儀費用も安く済むようです。
- 神職が行う
- 故人にその家の守護神になってもらう儀式
- 神社ではなく自宅や貸斎場で行う
- 葬儀と火葬のみ(通夜や49日がない)
- 読経ではなく祝詞
- 戒名はない
- 神職へのお礼は玉串料となる
- 香典は御玉串料となり、お返しは香典と同じように考えて良い
費用が安く済むという魅力がありますが、日本では未だ仏式よりも数自体は少ないので、対応できる葬儀会社も現状では限られているのです・・・。
3.結局トータルではどのくらいの金額になるか見積もり!
葬儀費用と仏事費用は違うことを学んでいきました。
では結局お葬式全体にかかる費用はどれくらいになるのでしょうか?
2つの費用を合わせた平均相場は下記のようになります。
このようにお葬式全体で約200万円ものお金が必要になってきます。
とても高額ですよね!
内情を知らなかったみなさんは驚いているのではないでしょうか?
という私も知らずに驚愕した内の一人です。
普段から貯蓄していない限りこれらを一括で支払うことは正直難しいですね。
葬儀費用やお布施代、分割払いやクレジットカード払いはできるの?
これだけ費用がかかるのを知ると気になるのが、支払方法ですよね。
果たして葬儀会社や僧侶は対応してくれるのでしょうか?
(葬儀会社)
- 独自の分割システムがある
- 金額によって分割できる回数が変わる
- 会社によってはクレジットカード払いも可能
※葬儀の契約前に申し込むことが必要
(僧侶)
- 初七日の時に現金で手渡し
- 49日以降の法事はその都度現金で手渡し
現在は分割やクレジットカード払いに対応している葬儀会社も増えているようですが、基本は現金の一括払いになります。
また、葬儀の契約前に申し込まないといけない場合がほとんどなので、注意が必要です。
お布施に関しては、法事の時に現金で一括払いが基本になります。
故人が終身保険に入っていたとしてもすぐに受給できるわけではないので、葬儀費用に関しては現金をあらかじめ用意しないといけないようですね・・・。
まとめ
葬儀費用とお布施の相場について学んでいきましたが、全てが高額で驚くばかりでしたか?
平均すると葬儀一式・飲食接待・お布施をトータルするとお葬式には約200万円が必要になりますからね。
特にお布施は葬儀費用とは別物なので、知らずにいるととんでもないことに・・・。
また、葬儀後の法事でお世話になる寺院との付き合いも考えると、なかなか難しいものがありますよね。
しかも支払方法が現金の一括払いが常識ということもあり、遺族側の負担が大きいことも事実!
誰しも、いずれは避けては通れない道。
ついつい後回しにしてしまう葬儀費用やお布施について、この機会に是非最低限のことを頭に入れておいてくださいね!
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