もはや地元民しかいない! 広島の「旨すぎる」お好み焼き屋ベスト3
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「肉玉そばで!」が口癖。
広島に生まれ育ち、広島歴3○年のランです。
早速ですが、本当に旨い『本物の』広島風お好み焼きを食べるには、やはり地元民が旨くて通うお店のお好み焼きを食すのが一番です。
ただ残念なことに、私の知る限り、広島の中心街や観光地付近には『金額が高い』『ボリュームが少ない』『トッピングが若者向け』な観光客向けのお好み焼き店しかありません。
どうせ広島を観光するなら、『安い』『ボリュームたっぷり』『旨い』がウリの、地元民がいつも通うお店のお好み焼きを食べましょう。
今回は、あなたの『広島人なりきり度』ごとに、入りにくいが旨い!オススメの3店舗を紹介していきますね。
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初級編:楓(かえで)
≪初級:まだまだ広島人にはなりきれない初心者観光客≫
地元民の間ではかなり有名な、お好み焼きの名店!
ここ広島市安佐南区八木地区は、地元でも有名なお好み焼きチェーン店が立ち並ぶお好み焼き激戦区です。
この激戦区の中でも目立って地元民に行列を作らせているのが、この『楓(かえで)』というお店です。
門構えも比較的広いほうですし、観光客でも入りやすいお店です。
立地は広島ICを降りてすぐなので、車で旅行する場合には立ち寄りやすいです。
近くにはトイザラスがあります(車のナビを使用する場合はトイザラスを目差していくとわかりやすいです)。
駐車場は広々ですが、並んでいる場合は入れず並ぶこともしばしば(写真は平日午後2~3時・・・それでもこれだけ埋まっています)。
扉を開けると中は待合室になっています。
混雑する昼時を避けましたが、やはり地元民が並んで待っていますね。
待合室にはメニューがかかっていますが、地元民はこれをほとんど見ません。
何を頼むか決まっているからです。
観光で訪れてもメニューを見ずに「肉玉そばで」または「肉玉うどんで」と注文すれば、うまく地元民に溶け込めるでしょう。
家族連れでもゆったり楽しめる店内。
奥の座敷は大勢で訪れた際につなげられます。
テーブル席はもちろん鉄板付です。
この鉄板でアツアツをいただくのがいいんですよね!
が、やっぱり地元流なのはカウンターですね!
地元民はよく1人でお好み焼きを食べに来ますが、カウンターだとかっこよく決まります(スマホいじってても)。
調味料は席ごとに揃っています。
ちなみに楓のソースはオタフクソースです。
広島には色々なお好み焼き用ソースがありますが、若干甘めで誰からも好まれる味わいなのが、このオタフクソースです。
早速注文し、オープンスタイルの厨房をのぞくとこんな感じです。
楓の調理スタイルはベルトコンベアー式です。
写真の一番左端で麺を調理し、右端でお好みの具材部分を調理、真ん中で合わさるスタイルですね。
ベルトコンベアー式だと味がぶれる場合がありますが、楓の場合はいつ行っても同じ味で提供してくれます。
そうこうしているうちに、肉玉そばがやってきました!
通常ボリュームでこのサイズ!
ちなみに下が通常サイズで、上がダブルサイズです(下がそばで上がうどんです)。
ここはうどんも旨いんですよね!
鉄板の上の湯気とソースの焦げる匂いが食欲をそそります。
へらで切った断面、ギュッとつまった具、半熟の卵がなんともたまりません。
へらに乗せてそのまま食べるのが地元流。
恥ずかしがらずに一気に一口でいっちゃいましょう。
豚バラ肉のカリカリとキャベツと生地の柔らかい触感、半熟卵がアクセントとなって口の中を何とも言い難い絶妙な味が包み込みます。
1/4ほど味を楽しんだら、次はマヨネーズを1/4にかけて食べてみましょう。
ソースの辛さにマヨネーズの甘さがプラスされて、麺とお好みの生地によく合います。
こんなにこってりな組み合わせでも、全然食べ飽きないのは、ぎっしり詰まったキャベツからうま味と一緒に水分が出るからです。
さらに1/4にはかつおぶしをかけて召し上がれ。
かつおの風味がソースに加わって、さらに違った味を楽しめます。
ちょっと生地をめくってみましょう。
こちらはしそトッピングをしています。
しそトッピングをすると、少しあっさりとしたしそ独特の風味が加わって、さわやかな味わいになります。
最後に、楓で使用しているそばは特注の細麺で、他では真似のできない味を実現しています。
辛いのがお好きな方向けにとうがらし麺もチョイスできるようになっていますが、お好み焼き本来の味を楽しむのであれば、やはりそばがオススメです。
肉玉そばが700円、+100円で麺をダブルにできます。
まさに『安い』『ボリュームたっぷり』『旨い』店ですね。
【楓】
住所:広島市安佐南区八木1丁目20-24
電話番号:(082)830-2888
営業時間:11:00~21:00(ラストオーダー20:30)
定休日:火曜日
中級編:お好み工房 海老園
≪中級:広島人のふりはできるが小さなお店にスッと入れるスムーズさがない中級観光客≫
一気に地元色が強くなったと思われるかもしれませんが、まだまだ入りやすいほうです。
車で宮島に向かう2号線沿いを行くと左手にセブンイレブンが見えます。
そこを左折します。
その道沿いの左手、中国新聞という看板の手前にあるのが『お好み工房』です。
ちなみに駐車場は自動販売機の前に1台分しかありません。
空いていなかったらのれんをくぐっておばちゃんに相談しましょう。
のれんをくぐるとすぐに鉄板があり、美人なおばちゃんがにっこり出迎えてくれます。
おばちゃんはお好み焼きを焼くのに忙しく、席に注文を取りにくるようなことはしませんから、ここで「肉玉そば(うどん)で」と頼んでおきましょう。
店内はこじんまりしていますが、地元民が貸切ることもある人気店。
写真左手のおじさんに注目!
美人おばちゃんがお好み焼きを作る鉄板と向かい合って食べています。
会話も弾んで楽しそう・・・(得に男性は・・・◎)
美人なおばちゃんと会話をしながら、お好み焼きだけでなく、地元店ならではの雰囲気も存分に味わえてお得です。
調味料は各テーブルに備え付けられています。
ソースは万人ウケのオタフクソース。
マヨネーズは頼むとおばちゃんが持ってきてくれます。
「へらで食べるでしょ」と言わんばかりにテーブルに置かれた写真右端のヘラ置きが、何とも味がありますね。
メニューが壁に貼ってありますね。
しかし前述した通り、おばちゃんは焼くのに忙しくて注文を取りに来てくれませんから、席でメニューを見ることはありません。
ですから、やはり入口を入ってすぐに挨拶のように「肉玉そばで」と頼むのがいいでしょう。
来ました! 肉玉そばです。
ここはテーブルに鉄板が無いので、テーブル席の客には、このような鉄板乗せで届けてくれます。
「鉄板からへらでそのままアツアツを頂くのがツウってもんよ!」と思っている広島人にとっては嬉しいサービスですね。
ざっくり4等分してくれるのが、おばちゃんの優しさを表しています。
ソース・青のり・ねぎの絶妙なバランスが整って、鉄板で焼かれたソースのいい匂いが食欲をそそります。
へらで切ってみると、そばと具材が綺麗に一体となっています。
卵はしっかり目に焼かれ、焦げたキャベツが混ざってカリカリ触感があるのが、昔ながらのお好み焼きです。
へらでアツアツを頂きましょう。
おばちゃんの作るお好み焼きはカリカリの豚バラ肉が特徴です。
昔ながらの細すぎないそばが、素朴な歯ごたえと味わいで、馴染みなくても懐かしく感じる味です。
そばと具材を「押さえつけすぎていない」、絶妙な柔らかさを持ったお好み焼きは、口の中に入れるとほろっと崩れて食べやすくなります。
優しいおばちゃんの性格をそのまま表したかのような、素朴な地元っ子のお好み焼きです。
入ってすぐ、メニューを見ずに「肉玉そば」を頼む点以外には、難易度も高くないフレンドリーなお店なので、観光客であることを忘れてぜひトライしてみましょう。
【お好み工房 海老園】
住所:広島市佐伯区海老園1丁目10-36-1
電話番号:(082)921-7665
営業時間:平日/11:00~14:00と17:00~20:00 土日祝/11:00~20:00
定休日:水曜日
上級編:しばはら
≪上級:もはや広島人。「いつもの」って言いながらお好み焼き店に入れるレベル向け≫
店名も書かれていないディープなお店。
営業している時はこのようにのれんがかかっています。
ただし、営業時間は平日11:00~14:00のみ。しかも不定休なので要注意!(行く前に電話をっ)
前の道も車が一台通れるか・・・かなりの田舎に来てしまいました。
のれんをくぐると、店内は激せま。
写真1枚に収まります。
昔ながらのドリンク保冷機が昭和の香りプンプンです。
ちなみにほぼ確実に、地元民しかいません。
入ってすぐ左には鉄板があり、美人おばちゃんがお好み焼きを焼いています。
基本的にここでは「鉄板」or「持ち帰り」。
おばちゃんの目の前の鉄板で食べるか(写真女性が食べていますね)、お持ち帰りを選択します。
入口の上に密かにメニュー表が!この存在に気づいている住民はいません。
「その他いろいろあり」というメニューはいったい・・・?(怖)
ともかく、ボリュームたっぷりの豚玉そばが400円と、昔ながらの優しい料金が魅力。
ソースは自分でヘラで塗る、それがお好み焼きの元祖スタイル。
ちなみにソースは機密事項らしいです・・・。
おばちゃんと話をしているうちに「肉玉そば」完成!
これぞ広島市民が愛してやまない、田舎で食べられる『元祖』肉玉そばです!
ちなみに、ワタクシ、画像加工技術皆無の為、色補正など一切なしで、コレです。
写真を見ただけでヨダレがこぼれそう・・・。
セルフサービスのソースはうす塗りで十分。
ほとんど塗らなくても、格別に旨いのが、本来のお好み焼きなんです。
早速ヘラで一口!んー、ジューシー!
昔ながらのお好み焼きは、大量のキャベツと麺、豚バラがギューッと押し縮められています。
溢れ出るキャベツの甘い水分、豚バラの肉汁、ほどよく絡まるソース、しっかりめに焼かれた卵、これこそが広島市民が昔から愛してきたお好み焼きなのです。
定休日はおばちゃん都合、のれんがかかっていれば「営業中」の、かなりわがままなお店です。
「食べられればラッキー」心は広島人という方は、必ず訪れて食しましょう。
【しばはら】
住所:広島県安芸郡坂町鯛尾2丁目10
電話番号:なし
営業時間:平日/11:00~14:00のみ
定休日:不定休
駐車場:なし(近くに海岸駐車場あり、路面駐車可能地域)
まとめ
地元民がお好み焼きを食べる時は、鉄板をみんなで囲って、アツアツを食べながら話に花を咲かせます。
ここで紹介したお好み焼き店へ行けば、観光客向けお好み焼き店では味わえない『本物の』お好み焼きと、地元民との熱い交流に出会えるでしょう。
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ライター紹介

元ウエディングプランナー、現在は『一姫二太郎』の子育てに奮闘中のママです。 趣味はお散歩と映画鑑賞。 ネットでのお買い物にも最近はまり中です。クリックのしすぎ(買いすぎ)に気をつけねば!