【目白と有馬でマニアック】切手の博物館と切手文化博物館で小さな紙の芸術品を鑑賞
切手が好き、愛している。
切手は小さな芸術品であり究極の紙もの
だ。
紙好きにとって切手をスルーすることなんてできません!
さて、今回は切手にちょっとでも興味がある人におすすめしたい、
目白の切手の博物館と有馬の切手文化博物館
をご紹介したいのです。
2つとも切手愛好家ならたまらない博物館ながら、コンパクトな空間にゆったりした時間が流れる抜群の癒やしスポット。
以前出かけた、下記2つの「スタンプショウ」の熱気あふれる会場とは異なる良さがあるのだ。
※【切手のお祭り】第41回スタンプショウ2017でベルばらに酔う
※【3日間完走】世界切手まつりスタンプショウ2018で「タマ&フレンズ」に会う
では、早速ご紹介していこう。
あっ、でも基本的に展示内容は撮影禁止なのであしからずねー!
東京・目白の切手の博物館
私が最も愛する切手の博物館、それが東京・目白にある、
切手の博物館
だ。
- 施設名:切手の博物館
- 開館時間・休日:午前10時30分~午後5時、月曜定休(祝日の場合も)・展示替休・年末年始休
- 入館料:大人200円・小中学生100円(毎月23日のふみの日は入場無料)
- アクセス:JR山手線「目白駅」から徒歩3分
- 公式サイト:https://kitte-museum.jp/
博物館といっても決して大きすぎることもなく、目白という土地柄もあってかゆったりした空気が流れている。
展示を見るために何時間も並ぶ必要もないし、ぼんやりと好きな切手を鑑賞できる最高の施設だ。
切手の博物館は1Fから3Fまで利用でき、切手に関する展示や資料を見たり切手などを買ったりできる。
お土産にもちょうどいい、切手の博物館オリジナルアラビックヤマトもある。
※【優秀な文具土産】液状のり「アラビックヤマト」のオリジナル版
切手収集が趣味の人にとっても、お目当ての切手を買いたい・探したい場合、ミュージアムショップ・切手商ブースを併設しているのは大きなメリットだ。
基本の楽しみ方としては、1Fの受付で入館料を支払い、企画展示(撮影禁止)のパンフレットを眺めつつ鑑賞する方法。
2019年1月に出向いたときは、「再結成!切手のオーケストラ」だった。
切手の博物館が所蔵する膨大な世界の切手から、オーケストラや音楽に関するものがたくさん展示されていたよ。
世界にはびっくりするほどたくさんの切手があるし、アイデア次第でいろいろなテーマでチョイスできて面白いね。
そんな感じで切手の博物館が好きすぎるあまり、直近2年は1Fの企画展示の鑑賞をコンプリートしてるっぽい。
2018年は「田形でポン」という、企画展示に来たら所定のカードにスタンプ押してね、スタンプ4つ(3つでもあるらしい)たまったらいいものがあるよってことだったので参加し、無事に完走したのだ。
・・・4つたまった景品は、「切手の博物館の年間パスポート(顔写真入り)」!
せっせと通った甲斐があったね。
見てよこの愛すべきアナログっぷり、バーコードやQRコードで管理すると思いきや、顔写真印刷+その場でパウチだよ大好き。
切手の博物館は、こういうまったり感がたまらないのだ。
そのほか、2Fでは世界初の切手「ペニー・ブラック」と日本初の切手「竜文(龍文)切手」にいつでも会えたり(こちらも当然撮影は禁止)切手の本や資料を参考に過ごすことができる。
3Fでは、定期的にいろいろな企画展示や催事があるのも楽しい(上のは記念消印が今話題の高輪だね!)
クリスマス時期には、ついかわいい限定スタンプを目当てに通ってしまう。
タイミングが合えば、直接限定スタンプを押してもらえるよ。
こんな感じで、東京に来たら定期的に目白の切手の博物館に通わないと気が済まなくなっている。
撮影禁止とか撮り忘れで画像が残っていないけど、こうして書いているうちにこのほかにもまあまあ色々なイベントに参加していることを思い出した。
もはや、切手の博物館にライトマニアックな通い方をしている。
近くに住んでいたら毎週でも通ってしまいそうな感じもする、東京在住の人に軽い嫉妬を覚えるぐらいだ。
まあ、せっかくフリーパスポートをもらったことだし今後も無理せずまったり通うぞ!
神戸・有馬の切手文化博物館
愛する神戸にも切手の博物館がある。
それが、
有馬の切手文化博物館
だ。
- 施設名:切手文化博物館
- 開館時間・休日:午前10時~午後4時・火曜定休(祝日の場合は翌水曜休)
- 入館料:大人500円・中高生200円・小学生以下無料(団体割引・各種優待割引有)
- アクセス:神戸電鉄「有馬温泉駅」から徒歩約10分程度(ただし坂多し)・専用駐車場15台有
- 公式サイト:http://www.kitte-museum-arima.jp/
神戸、しかも温泉地で有名な有馬にあるというのだから、ほほーって感じじゃない?
ちょっと前から存在は知っていたのものの、なかなか足を運べずにいたのも事実。
しかし、神戸大好きよつばさんとしても、行けるのに行かないって変じゃない?
神戸に来るたびにちょいちょいモトコーで古切手を買ってたりもするのにさ!
ということで行ってきたよ、しかしその前に腹ごしらえだ。
にゃーん! pic.twitter.com/ZrHXjjbnMs
— よつば (@4leafclover7) 2019年3月20日
愛する神戸・新開地の「よつばや」さんでおいしい串カツとピロシキをペロリ、この判断が後に正しかったことを思い知ることになるのだ。
それでは、切手文化博物館へ向けて新開地駅から有馬温泉駅に出発だ。
数十分電車にゆられて到着、駅を降りてすぐに見つけたこの案内、あれ意外と近いのかも?(大いなる誤解)
こちらは、有馬温泉駅からちょっと歩いたところにある、有馬川。
温泉地らしくみんなキャッキャウフフしてていいよね!(と言いつつスルーしてどんどん歩く)
ていうかあんなところにも看板あるじゃん、恐るべき切手文化博物館!
・・・だんだん人通りもなくなって不安になるけど気にせずに坂をどんどん上ろう。
・・・まだまだ坂だぜ、きついぜ・・・ああでも看板が見えるねがんばろう。
・・・ようやくゴールが見えてきたー!(しかしここから先は心臓破りの坂)
・・・やっと着いたぞ、感慨ひとしお!
神戸市の山側を甘く見てはいけない、以前大好きな映画「繕い裁つ人」のロケ地に行ったときに実感しただろうて。
さすがに雷声寺付近に行くまでのキツさではないものの、神戸の坂道ナメんなよって感じだった。
でもね、出発前にお腹に入れた串カツとピロシキのおかげで何とか来れたのだと思う、先に食べておいてよかった!
では、こちらも目白の切手の博物館同様、展示物は撮影禁止のため資料だけで紹介するね。
入館料を支払うと、パンフレットと展示品紹介一覧をもらえるので参考にしながらじっくり切手を鑑賞しよう。
うーん、撮影できないので素晴らしいコレクションであることが、バーンとお伝えできずに無念。
でも展示品の一部は公式サイトに載っているので、そちらもぜひチェックしてみてくださいな。
有馬の切手文化博物館は、コンパクトな館内ながら明治から今まで発行された日本切手を中心に、それはもう見事に整理・展示されている。
切手に興味がある方なら、感嘆の声がもれてしまうことだろう。
中でも、個人的に目にできて特にうれしかったのが下記のもの。
・世界初の切手「ペニー・ブラックのファーストデイ・カバー」※世界のお宝
・日本初の切手「龍文切手4種」※未使用田形で超美麗
・1923年不発行切手「皇太子ご婚儀記念カバー」※貴重すぎてビビった
・美しさ抜群「100年前に郵送された貝ハガキ」※差出人の美的センスすごい
・・・そのほかにもまあ、来てよかったと心から思う切手がたくさんあってね、通常変種とか。
やっぱり温泉いいなあと横目で見つつもひたすら坂を上ってきた甲斐があったよ、ブラボー有馬切手文化博物館!
そうだな、
有馬の切手文化博物館はちょっぴりディープマニアック
な印象だな。
はるばるやってきた人だけが味わえる特別感が強い。
じゃ、記念にスタンプでも押すかね。
ありゃりゃ、日付が曲がってしまったがそれもまたよつばクオリティーってもんだ。
それと、せっかくここまで来たのだし、来館記念に「切手キーホルダー」をゲット!
またいつか、てくてく坂道上りましょうぞ、ここでしか見られない切手に会いにね。
あとがき:ゆったりと無理なく自分のペースで楽しみたい
目白の切手の博物館、このまことちゃんポストが目印だよ!
私にとって切手とは、あまりにも好きすぎて考えていると収拾がつかない(収集なのに)もののひとつだ。
それにいろんな楽しみ方がありすぎて、到底語りつくせない。
でも、
好きな切手を存分に鑑賞したい、でも自分のペースでゆっくり楽しみたい。
という場合には、目白の切手の博物館・有馬の切手文化博物館がピッタリなのは確かだ。
2つとものんびりまったりした雰囲気の中、好きな切手をゆっくり楽しめる。
切手収集ほど宇宙のように無限に広がる沼はない、自分が楽しめるペースでやっていけばいいのだ。
ところで、毎年恒例の世界切手まつり「スタンプショウ」の日程が、なんと4月29日~5月1日なんですって。
「えいがのおそ松さん」3月15日(金)全国ロードショーを記念して、4月29日~5月1日に浅草で開催される世界切手まつりスタンプショウ2019では、えいがのおそ松さんフレーム切手が販売されます。切手柄や当日消印有効のTシャツを着ています。 pic.twitter.com/kJz0fNhVy9
— 公益財団法人 日本郵趣協会 (@kitteclub) 2019年3月14日
平成から次世代へ駆け抜けるこの時期に開催とは、いやはや恐れ入りました!
ライター紹介

肝油ドロップ愛好家