【紙作り・印刷・流通】紙好きならぜひ行きたい! 紙にまつわる博物館3つ
寝ても覚めても紙が好き。
布も好きだけど紙も好き、両手に布と紙があれば幸せ。
そんな紙好きな私だが、ちょいちょい紙にまつわる博物館にも行っているのだ。
そこで今回は、
「紙にまつわる博物館」を3つほどご紹介
しちゃおう。
紙にまつわる博物館に行けば、製造・印刷・販売までの流れを学ぶことができる
紙好きならちょっと足を延ばして行ってみるといいんじゃないかなーと思う。
紙好きのみなさんも、これから好きになりそうな皆さんも参考にしていただければ、これ幸い。
それではご覧あれ。
東京・王子「紙の博物館」
紙にまつわる博物館のことを語るなら、
東京・王子の「紙の博物館」
を外してはいけないだろう。
王子は、明治初期に近代的な製紙工場のさきがけとなった抄紙会社(後の王子製紙王子工場)が設立された地で、”洋紙発祥の地”として知られています。
引用元:>紙の博物館公式サイト
ほー!
ああ、王子製紙の王子ね、って現地でピンとしたよつばだった。
紙の博物館では、原料から紙製品ができあがるまでの工程を詳しく丁寧に学ぶことができる。
資料も読んでみるとためになるよ(夏休みの自由研究におすすめ)。
いつもかわいい紙ものを見てうぎゃーとなっているだけだが、あの紙ものたちの紙もこうやってできるのだなと思うとすばらしいね。
紙の博物館は、王子駅前にある飛鳥山公園にあるから、JR王子駅から歩いていく人は山頂までのロープウェイ「アスカルゴ」に乗るといい。
2分程度の時間だけど、無料で楽しめるよ。
もうこれだけで、ちょっといいところに来てしまいました感が大。
飛鳥山公園には、紙の博物館・渋沢資料館・北区飛鳥山博物館と、3つの博物館が並んでいる。
事前調査まったくなく「紙の博物館行ってみたいー!」ってノリで行ったので、すべて周り終わるころにはクタクタに。
どの博物館も、内容濃かった。
紙の博物館だけでなく、渋沢資料館と北区飛鳥山博物館も想像以上によかった。
それに、公園の広場では、幸せそうな親子連れがたくさん遊んでいて天国かよって思ったね。
恐るべし飛鳥山公園、おそるべし北区!
王子、いいじゃんいいじゃんて思ったよね。
- 開館時間:10時~17時(最終入館は16時30分)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は開館)・祝日直後の平日・年末年始
- 住所:東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
- 最寄り駅:都電荒川線飛鳥山駅より徒歩3分(JR王子駅からは徒歩5分程度)
- 公式サイト:>http://www.papermuseum.jp/
今回書いていてうっかり2年もブランク空いてることが分かったので、今年は再訪したい。
東京・水道「印刷博物館」
個人的に興味ある内容だったのに、前回の企画のとき行けなくってさ。
今度こそ行こうと思って最近行ってきたんです。
東京・水道の「印刷博物館」
に。
その時開催されていてた企画はこちら。
今回の企画、美しい装丁の本がずらりと並んで、見ごたえのある内容だった。
個人的には、チェコの絵本でねずみが主人公のものがよかったな。
チェコっぽいダークだけど美しい色づかいで、部屋にあればインテリアっぽくなる感じがした。
だが、印刷博物館は総合展示(常設)もすばらしい。
印刷の歴史と貴重な資料たちをワンフロアの中で、順を追って見学しながら学べる。
現地で観てえっこんなのここにあるの?って思うのがたくさんあった。
個人的には江戸時代の疱瘡絵(疱瘡を退治するための護符の役割を持つ絵)などが印象に残ってる。
あとはあれ、「ターヘルアナトミア」と「解体新書」!
思わぬよいものを観れてとても満足だった。
古い印刷もの好きな人には特におすすめだし、タイミングが合えば活版印刷体験もできるよ。
そういえば印刷博物館のミュージアムショップには、発売即売り切れ続出の「デザインのひきだし」も置いてあった。
もしかして、穴場なのかもしれない。
今回のデザインのひきだし、印刷博物館を見学した後で読むと、一層よい。
- 開館時間:10時~18時(入場は17時30分まで)
- 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・展示替え期間
- 住所:東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル
- 最寄り駅:地下鉄有楽町線江戸川橋駅徒歩3分(最寄りは4番出口)
- 公式サイト:http://www.printing-museum.org/
博物館前の休憩場、座るところが暖房つきだったのが印象的(お尻ほかほか)。
東京・御茶ノ水「お茶の水おりがみ会館」
おりがみ好きなら絶対に外せないのが、
東京・御茶ノ水「お茶の水おりがみ会館」
だ。
すでにこのブログでも2回お話ししたけど大好き。
売り場前のエレベーターフロアの、折り鶴のアートも美しい。
2016年にはmtマステとコラボして限定マステも出したのだ
当時はスケジュールの都合で行けずがーんだったけど、この前の再販抽選当たったぜイエーイ!届くの楽しみー!
・・・というのは置いといて。
お茶の水おりがみ会館では、手刷りの折り紙を自社製造・販売しており、手刷り工程を見学することができる。
目の前で職人の方がジャジャっと手刷りしていくのを見ることができるのは、とても貴重だと思う。
見学は無料だけど、まずは売り場のスタッフの方に申し出てね。
あと、こちらはタイミングが合えば、館長の小林さんが売り場にやってきて実演していただけるのがいい。
小林さんにお目にかかった人はご存じだろうが、なんていうか圧倒されるのよ。
圧倒されるものがあって、なんていうか生きるパワースポットみたいなイメージだ。
貫禄・・・安定感・・・ポジティブ・・・そして、江戸っ子っぽくチャキチャキもしている。
こちらは最近あのスピッツの聖地になったらしく(会報に載った)、ファンの女の子たちもやってきていたよ。
ご本人たちもいらっしゃって上手に折り紙をしていたそうな、ほー!
・・・なんだか小林さんのすごさをを語ってしまって本題から外れてしまったな。
まあ一度足を運んでみてください、特に折り紙好きならたまらないから!
パンダ誕生記念の折り紙もかわいかった。
- 開館時間:9時30分~18時
- 休館日:日曜日・祝日・夏期休暇・年末年始休暇
- 住所:東京都文京区湯島1-7-14
- 最寄り駅:丸ノ内線 御茶ノ水駅より徒歩5分(最寄りは1番出口)
- 公式サイト:https://www.origamikaikan.co.jp/
上質な折り紙を探すなら、特におすすめ!
あとがき:紙のことを知れば知るほどもっと知りたい。
今回お話したのは全部東京にある博物館だけど、紙を名産としている地方なら大なり小なりあるはず。
現地に出向いたら、必ず立ち寄ろう。
紙にまつわる博物館は想像以上に内容が濃く、興味深いのだ。
紙のさまざまな種類、さまざまな印刷方式の歴史と違い、紙製品が流通するまでの過程などなど、どれもほー!の連続だよ。
紙が自分の手元にたどり着くまでに多くの人や技術がかかわっていることがよくわかる。
って書いてたらまた行きたくなってしまったよ。
地元のお店のランチブッフェの広告でじゃがいものポテトサラダってあってほわっとした。
— よつば (@4leafclover7) 2018年3月13日
こんな感じのほわっとする内容も、印刷物で手に取るとインパクト大。
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肝油ドロップ愛好家