クレカの延滞料金支払い後の利用再開はいつ?主要11社に聞いてみた
本コンテンツには、紹介している商品・商材の広告(リンク)を含む場合があります。
これらの広告を経由して読者が企業ホームページを訪れ、成約が発生すると弊社に対して企業から紹介報酬が支払われるという収益モデルです。
ただし、特定の商品を根拠なくPRするものではなく、当編集部の調査/ユーザーへの口コミ収集などに基づき、公平性を担保した情報提供を行っています。
> 提携企業一覧
クレジットカードを延滞し止められてしまった場合に気になるのが、料金の支払い後、何日で利用再開できるのか? という点。
特に、目前にカード決済が迫っている場合、いつ復活するのか?は気になるところですよね。
ということで、主要クレジットカード会社10社に対し電話で聞いてみることに。
また、少しでも早く復活させるにはどうすれば良いのか?についても説明しているので、そちらも是非チェックを。
調査結果、一覧!
まずは細かな説明をするよりも、調査結果の一覧を見て頂きたと思います。
同じカードであっても、料金の支払い方法により利用再開までの日数に差があったりしますよ。
カード会社別、料金支払から復活までの日数一覧表
MUFGカード | |||
---|---|---|---|
補足 | |||
再振替 | 2~3営業日 | 銀行からの振込通知が届くまでに時間がかかる。なお、三菱東京UFJ銀行が確認が一番早い。 | |
指定口座へ振込 | |||
三井住友カード | |||
補足 | |||
再振替 | 三井住友、みずほ銀行の場合 | 翌営業日 | 振り込んだ日の夜間引き落とし、翌日の朝銀行から振込の通知がカード会社へ届くためその日中に利用可能 |
上記以外の銀行の場合 | 2-3営業日 | 銀行によりばらつきあり。銀行からの振込通知が届くまで時間がかかる。 | |
三井住友銀行指定口座へ振込 | 2-3営業日 | ||
JCBカード(※1) | |||
補足 | |||
再振替 | 基本的に2営業日 | 毎日再振替をしていない銀行の場合3-4営業日。どちらも銀行からの振込通知が来るのを待ってから確認、場合により審査があるため。 | |
指定の銀行口座への振込 | 約2営業日 | 銀行からの振込通知が来るのを待ってから確認、場合により審査があるため。 | |
コンビニ支払い | 2~3営業日 | 振込先からの振込通知が来るのを待ってから確認、場合により審査があるため。 | |
セゾンカード(※2) | |||
補足 | |||
指定口座への振込 | 入金確認日に自動判定(審査)によりカードの利用可否を判断。 問題なければ翌営業日から利用可能に。 | 振込の場合、15時を回っている場合は翌日に入金確認&自動判定 | |
専用ATMでの支払い | 専用ATMの場合は、15時を回っていても即時で入金確認&自動判定が行われる場合がある。(23時まで営業しているATMもあり) | ||
コンビニ収納用紙での支払い | 翌日のお昼頃から夕方辺り入金確認となり、その後、自動判定 | ||
イオンカード(※3) | |||
補足 | |||
指定口座への振込 | 約1週間(入金確認後に自動判定を行い利用可否を判断。問題なければ入金から約1週間で利用可能に。 | 振込の場合、15時を回っている場合は翌日以降に入金確認&自動判定 | |
再振替 | 毎月3日~5日の平日のみに再振替を実施(土・日・祝は再引き落としが行われない。代替え日もなし) | ||
コンビニ収納用紙での支払い | |||
オリコカード | |||
補足 | |||
再振替 | 2〜4営業日 | 銀行によって振込確認通知の遅い早いがあるため銀行によっても多少の差がある。 | |
指定口座(みずほ銀行)への振込 | 当日14時までに振込で翌日0時から利用再開 | 急ぎの場合午前中振込で夕方頃に利用再開も可能。直接電話で確認で可能。どこの金融機関から振り込んでも変わりなし。 | |
コンビニ収納用紙での支払い | 3営業日前後 | 振込先の会社からの振込通知が届くまでの日数。 | |
ビュー・カード | |||
補足 | |||
駅のVIEW ALTTEからの入金 | ほぼ支払いと同時に利用再開。かかっても数分 | 銀行振込のような事務処理などの手間が無い分早い。 | |
指定口座(三菱東京UFJ銀行)への振込 | 早くて半日、遅くても翌日 | 振込先の銀行からカード会社への通知、その後カード利用再開の事務処理をするための日数。 | |
dカード | |||
補足 | |||
再振替 | みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、横浜銀行の場合 | 早くて2営業日、遅くて5営業日 | 引き落とし銀行によりばらつきあり。 |
ゆうちょ銀行の場合 | 早くて2営業日、遅くて5営業日 | ||
指定の銀行口座への振込 | 早くて2営業日、遅くて5営業日。 | ||
エポスカード | |||
補足 | |||
エポスATMでの支払い | 詳細については、回答拒否 | なお、入金確認については、エポス、ネットバンキング、ロッピーが早いとのこと。 | |
インターネットバンキング | |||
ローソン・ミニストップ(ロッピー)での支払い | |||
指定の銀行口座への振込 | |||
楽天カード | |||
補足 | |||
再振替 | 楽天銀行の場合 | 当日から翌日 | |
上記以外の銀行の場合 | 通常2~4営業日後 | ||
指定の銀行口座への振込 | 当日~4営業日後 | ||
コンビニ収納用紙での支払い | 当日~4営業日後 | ||
アメリカン・エキスプレス | |||
補足 | |||
再振替(みずほ銀行・三井住友銀行のみ) | 当日~翌日 | お支払い期限をすぎてから最振替日までの間は通常通り使用可能。(最振替日を過ぎるまでカードは止まらない) | |
指定の銀行口座への振込 | 約3営業日 | 銀行からの振込通知が届くまでの時間とカード情報(長期の滞納等がないか)の確認があるため。 |
(※1)支払い日より20日を過ぎて支払いの場合は上記よりも利用再開までに時間がかかる
(※2)自動判定によりカード利用に問題がある場合は、3ヶ月程度の利用停止があることも
(※3)自動判定によりカード利用に問題がある場合は、3ヶ月~6ヶ月程度の利用停止があることも
カードによって、対応している支払い方法が異なるで注意しましょう!
一覧表を見てもらえれば分かる通り、カード会社によって対応している料金の支払い方法が異なるのですね。
また、再振替制度については同じカード会社でも、どこの金融機関を「引落口座」に指定しているか?によって対応していたり対応していなかったりします。
この辺りは、公式HPに詳しく載っていることが多いので、そちらを見て頂くか、直接オペレーターに聞いてしまうのが早いかと思います。
また、当サイトにも延滞時の支払い方法についてまとめた記事があるので、そちらをチェックして頂くというのでも良いでしょう。
入金後2〜5営業日かかるのはどうして?
一覧表を見て頂いた通り、平均的には復活までに2~3営業日、遅いところだと5営業日ほどがかかるところもあります。
気になるのは、何故その日数がかかるのか? というところ。
ズバリその理由は、「入金確認」と「自動審査」という2つのチェックポイントを経る必要があるからです。
自動審査というのは、入金確認後、カードの利用状況に問題がないか?をチェックするものになります。
なお、自動審査の結果、問題なければそのまま復活となりますが、問題がある場合には数か月の間、カードの利用を止められることもあります。
(個々人の利用状況やカード会社により期間は様々)
では、「入金確認」と「自動審査」、どちらの方により時間がかかっているか? ですが、これは「入金確認」ですね。
理由は、間に銀行やコンビニ収納業者が入ってくるからです。
料金支払の際には、まず銀行やコンビニ収納業者が料金を預かり、そこからカード会社に支払いの通知が行くのですが、そこでどうしても時間がかかってしまうのですね。
この辺りは、振込や再振替、コンビニ払いに利用した銀行や業者がどういったシステムを利用しているか? 銀行同士の繋がりがどうなっているか? によっても異なってくるところです。
少しでも早く復活させるには?
その1.郵送の関係上、コンビニ払いよりは振込や再振替の方が早い
まず、コンビニ払いの場合にはコンビニでの支払い用紙を郵送してもらう必要がある関係上、他の支払い方法に比べて遅くなるのは当然のところですよね。
延滞から1週間から10日ほど経っていて、手元に既に支払い用紙がある場合は別ですが、早く復活を望むのであれば他の方法にて支払うことをお勧めします。
その2.再振替の場合は再振替の実施日に注意!
手数料も無料で、口座に入金さえしておけば自動的に振替が行われる便利な「再振替制度」ですが、実は注意しなければいけない点もあるのですね。
ズバリそれは、再振替が実施される日。
中には、連続して毎日再振替を実施してくれるところもあれば、ある特定の日のみに実施するというパターンのところもあるのですね。
例えば、三井住友カード。
毎月の料金支払日は、原則10日となっています。
10日に支払いがなかった場合どうなるかというと、みずほ銀行もしくは三井住友銀行を利用の人については、11日~月末まで毎日、再振替を実施してくれます。
ところが、それ以外の銀行を利用している方については、再振替は、20日にしか実施してくれないのですね。
つまり、この場合、再振替まで10日間、待つ必要があるのです。
10日待つ分だけ、当然カードの復活は遅くなります。
なのでこの場合は再振替を利用せず、銀行振込で支払った方が早く復活させることが出来るのですね。
再振替の制度は便利ですが、こういった盲点もあるので、ぜひ注意してもらいたいと思います。
その3.専用ATMがある場合はそこから入金が最速!
セゾンカード、エポスカード、ビューカード、イオンカードですね。
これらのカードに付いては、専用ATMにて料金を支払った方が早く復活させることが出来ます。
ズバリ理由は、間に銀行やコンビニ収納会社を挟まず、カード会社に直接料金を支払うことが出来るからです。
先ほども説明した通り、銀行振込や再振替、コンビニ払いの場合は、間に銀行や業者が入ってくるため、そこのやり取りで、どうしても入金確認に時間がかかってしまいます。
ですが、カード会社専用のATMの場合は、料金が直通でカード会社に行くので入金確認が早くなるのですね。
しかも、銀行振込や再振替のように15時までといったタイムリミットもありません。
ATMが営業中であればいつでも支払いOK。
入金と同時に即座に入金確認が済んでしまうので、どの支払いよりも復活を早めることが出来るのですね。
中には、セゾンカードのように23時まで営業しているATMもあったりしますよ。
その4.振込の場合は15時をまたがせない、土日祝をまたがせないのがポイント
振込の場合、やはり銀行が営業している時間帯でなければいくら振込んでも入金確認が行われないことになります。
特に、金曜日の15時を回ってしまった場合には、どうしても営業日のカウントが月曜日からになってしまうため、なるべく早く復活させたい場合は、時間帯と曜日に気を付けなければいけません。
カード決済が目前に迫っている場合には、それを見越して早め早めに振込手続きを行うようにしましょう!