【神戸・川西】映画「繕い裁つ人」のロケ地を巡る旅にて

神戸繕い裁つ人キャッチ

2年前にも書いたけど、わたし映画「繕い裁つ人」が大好き。

【一生着続けたい服】映画「繕い裁つ人」を観て

で、映画公開してから2年以上経過して今さら感もあるけど、

映画「繕い裁つ人」のロケ地を巡る旅

に行ってきました。

青春18きっぷと阪急電車・能勢電鉄あたりを駆使して。

去年ミシンは買ったし布もここ1年で随分買い集めたし、「ミシンも布もある、そろそろ繕い裁ちたい。」と思い立って出掛けた今回の旅。

実際に現地に足を運べば、撮影に使われた理由に納得するばかり。

印象的なシーンを撮影した場所の中でも一部しかまだ回れていないけど、とにかくご覧あれ。

※映画のネタバレ的内容ではなく、ただただよつばが楽しんできたというそれだけのものです。

「繕い裁つ人」は2年が過ぎてもなお好きな映画

繕い裁つ人フライヤー

現在、大好きな映画BEST5を挙げるとしたらこの5つ。

【よつば的日本映画BEST5はこれだ!】

  • 八つ墓村:落武者役の田中邦衛のはねられた首が手首にかみつく。
  • 砂の器:美しい音楽。偏見と差別の悲しみつらみ。
  • 震える舌:子役の演技が迫真過ぎて怖い。「チョコパンだよぅー!」
  • 徳川家康:主役を食っちゃう信長の「敦盛」。久松俊勝さまLOVE。
  • 繕い裁つ人:全部好き。好き過ぎて困るし中谷美紀さん美しい。

・・・こうしてみると野村芳太郎監督率60%だな。

しかし、どうだろう。

基本的に話の展開がドロドロしてる作品の中に「繕い裁つ人」が並ぶことの違和感。

エロもグロも無関係、ただ静かに流れるように進むこの映画を挙げるとはどうよって自分でも思ったりする。

でも、浜松で上映したとき2回リアルタイムで映画を観たし、すぐに原作全6巻を購入した。(スピンオフ版である「サウダーデ」2巻もある)

繕い裁つ人コミック

さらにDVDを購入し友達に貸したままになっているのをいいことに、Huluに加入し24時間いつでも観賞できるスタイルを確保した。

映画「繕い裁つ人」は私にとって特別な映画なのだ。

映画は何度観てもいいし、毎回違うところでわあっとなるし、原作は原作で読むと静かな気持ちになりつつうーむとなるし、まあこれだけ安定して好きなんだからアリなのではと思う。

神戸・北野のサンパウロでゆったりと過ごす時間。

サンパウロ外観

主人公が愛した喫茶店、それが、

神戸・北野のサンパウロ。

JR三ノ宮駅から北野異人館街方面へ向かって歩いて15分ぐらいすると、坂の途中に見えてくる小さくてオシャレな喫茶店。

とりわけ彼女が必ず注文した、白いチーズケーキはとても印象的だ。

何しろめちゃくちゃおいしそうだし真夜中に見たら即死レベルだからね。

NHKEテレ「グレーテルのかまど」で特集したことがあるから知っている人もいるであろう。

※グレーテルのかまど2016年9月19日放送:映画「繕い裁つ人」のチーズケーキのレシピ

残念ながらあのケーキは映画の撮影用で特別に作られたものであって、実在するものではないのです。

でもほら、ご覧くださいな。

サンパウロのチーズケーキ

この、はちみつ漬けのレモンがアクセントになったすばらしいチーズケーキ。

サンパウロのブラジル

時間をかけて丁寧にいれてくれたコーヒー(このときはブラジルをチョイス)。

そして、なんといっても、身のこなしが美しいマスターの上品かつ気配りの行き届いた対応。

そう、ここはあの映画の世界感そのものがリアルに存在する空間なのだ。

残念ながら映画の中で2人が座った窓側の席は先約がいたので、次回におあずけ。

ここは本当に大切な人とゆっくり過ごすにも、ひとりで物思いにふけるのにも最適な場所だ。

ガヤガヤ騒いだり、喉の渇きをうるおしたりするだけのために入るのもったいない。

こんな素敵な喫茶店に気軽にフラっと立ち寄ることができる人に、ちょっとした嫉妬を覚えるよつばであった。

神戸・元山北町のナイーフで可愛い雑貨に囲まれる。

ナイーフ外観

主人公の友人である槇さんが営む雑貨店、そのロケ地がここ、

神戸・元山北町のナイーフ。

阪急電鉄岡本駅から徒歩で7分ぐらい。

店内は撮影禁止だから写真は無いけど、ほんとうに映画のシーンそのまま。

ナイーフ イメージ

食器類・調理用具が特に豊富で、家中のものと取り替えたい衝動に駆られる感じ。

洋服も雑貨も全部かわいい。

映画のロケをこちらの雑貨店で行った理由が分かった気がした。

さて、せっかく来たのだし、何かいいものないかなーと見ていたところ発見したのがこちら。

青い小物入れ

インド製の青いガラスの小物入れ。

価格がお手頃(1,000円以下)であるにもかかわらず、この色と質感が気に入って購入。

うれしい気持ちが高まったまま外に出たら、雨が上がって晴れていた。

お店を出たら晴れ間が

まるで神戸で飲んだ青いクリームソーダのようだった!

川西・下財の旧平賀邸で主人公の影を追う

山下駅

南洋裁店の舞台となったのは、

川西・下財町の旧平賀邸。

旧平賀邸は、国登録有形文化財(建造物)および、ひょうご近代住宅100選に選ばれている貴重な建物なのだ。

しかし、さて川西市ってどこよ?と思うぐらい、静岡県民の私にはなじみがない地域。

調べたら、神戸からもちょっと距離があるっぽい。

しかも3月終わりまで旧平賀邸は修復中で建物内に入ることはできないという。(初回神戸旅は3月だったので行けず)

だから4月に再度行ってきたのです、旧平賀邸を管理する川西市郷土館まで!

川西市郷土館

能勢電鉄山下駅から徒歩10分ぐらい。

川西市郷土館

川西市郷土館には、旧平賀邸のほかにもさまざまな歴史施設・文化施設が集結している、その中でわりと奥に位置しているのがここ。

旧平賀邸外観

やっと来たー!旧平賀邸でございます。

繕い裁つ人メイン部屋

建物に入ってすぐ左手には、主人公がミシンを踏む仕事部屋。

部屋の中

とても落ち着いた洋風のしつらえなのだ。

生地サンプル入ってた棚

映画では、生地サンプルや仕立てファイルが入っていた棚たち。

右側が和室に

映画ではこの右手の部屋を和室にセットして撮影が進められたのだ。

撮影は数日間で行われたらしく、映画の仕様に造りかえるのがとても大変だったと聞いた。(元に戻さなくちゃいけないし)

おだんごが出てくる窓

ここは、主人公の母親が「おだんごいかが?」と部屋の中から覗く窓。

平賀邸2階展示

2階に行くと、映画公開当時の告知ポスター、そして・・・。

監督からメッセージ

・・・はい!!

旧平賀邸はまさしく映画の舞台そのままの素敵な洋館だった。

広さ的にもちょうどよく、現実に住みたい洋館ナンバー1と言えるだろう。

ところで4月にどうしてもここに行かなくちゃと思って行ってきたのが大正解だった。

またすぐに改修に入るそうじゃない。(職員さんたちにも今来ていただいて良かったと言われた)

※川西市公式サイト・郷土館一部公開中止について

ああご縁ってこういうことなんだなーって思ったよね。

それに、案内してくれた職員さんたちに繕い裁つ人を観てここにやってきたことを言ったからか、帰り際とても親切にしてもらえた。

撮影当時のお話を聞いたりたくさんの写真を見せてもらえたりしてうれしかった。

行ってきて良かった、本当に良かった。

神戸・茸合町の雷声寺付近で神戸の街を見下ろす

新神戸駅前付近

映画「繕い裁つ人」を語るのならもうひとつ絶対に外すことができない場所がある。

神戸・茸合町の雷声寺付近。

お寺、しかも付近かって感じだけど、映画ではとても重要な場所なんです。

しかし、JR新神戸駅の北側に来たの初めてだよ、というか新神戸駅から出たのも初めてだ。

思ったより静か、というか三ノ宮や元町辺りのような観光客の姿が無い。

特に駅の北側は完全な生活区域であり、ちょっと方向を変えればどうやら滝にたどり着くっぽい(最初間違えてそっち方面に行ってしまった・・・遭難回避。)

さて、目的地までは駅から徒歩15分ぐらいと書いてあったが、これがずっと坂・階段の連続だから正直つらみ。

ほんとうに想像以上にハードな道のりで、ほとんど写真を撮らずにただひたすら坂・階段を上るという修行、諸行無常なり。

先は長い

こんな階段が結構ところどころあって太ももの筋肉がつらい。

ひとときの癒し

にゃーん(わおーんの可能性も大)。

ゆきちゃんたちが下りた階段

さらにどんどん進んでいき、途中で振り返ってみると、ここは南洋裁店の常連さんたちが仲良く下っていった階段だと気付く。

そうしてようやくたどりついたのが、ここ。

雷声寺

そう、ここだ。

下々

この景色。

主人公たちが幾度となく通り、ときには夕暮れどきに神戸の街並みを見下ろしていた場所。

下々2

まあ写真はこんな感じだけど、それはそれは「下々・・・。」とナチュラルにつぶやいてしまったほどの見晴らしの良さ。

たどり着いたらきっと「うおおおおお!!!!」って感じのハイテンションになると思ったけど、実際はもっと静かな感情だった。

文字で表現するの難しいけど、とにかくじんわり感動したんだよ。

さあ、これで機は熟した。

繕い裁ち始めよう、来月ぐらいから。(おや?)

あとがき:行って良かった旅、ますます深まる愛着。

旧平賀邸と桜

青春18きっぷ、今回ほどありがたみを感じたことはなかったかもしれない。

浜松から神戸まで5時間ぐらいかかったけど、なーにぼんやりしたりワクワクしながら車窓からの風景を眺めていればへっちゃらさ。

大好きな神戸に久しぶりに行って、前と変わってしまったところ・変わらないところにいろいろと思うところはあれど。

映画「繕い裁つ人」ロケ地になった場所はすべてが素敵なところだった。

今回紹介したほかにも、大丸神戸店(とその前で串カツを食べたり)・メリケンパーク・モザイク付近などを歩いたよ。

このあたりは、観光の定番って感じだね。

神戸だけでなく川西にもこの映画がご縁で足を運ぶことができて良かった。

たぶん映画を観ていなかったら行く機会が無かったかもしれない。

さて、次回は西宮もしっかり回りたいな、あの「テーラー橋本」のモデルになったヨシムラ洋服店とか神戸女学院大学の図書館とか。

手元にある西宮北口駅の日本盛直売所のスタンプカードが1年有効だし、神戸もナイーフの近くの文房具屋さんでもらった「メルシー券」を早々に使わなくちゃ。

神戸岡本&西宮再来必至

ってことはさ、また出直して来いってことじゃん?

もちろんまた必ず行くし、この素敵な町たちをもっともっと知りたいと思った旅だったのでした。

旧グッゲンハイム邸(結婚式の会場)、神戸市どうぶつ王国(夜会の会場)・・・ああ、まだまだ行きたいところあるね。

神戸で出会った猫、君もいつかまた会おう。

ライター紹介

よつば

肝油ドロップに溺れたい。(1日2粒厳守)

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